林昭三刃物工場・切り出し小刀

小刀の世界には二つの昭三があるという。。。

昭三小刀
検索エンジンでこのように入力すると池内刃物が出てきます(当サイトもたくさん出てきますね笑)。
そして、昭三、刃物、と入力すると、少しですがこの度紹介する林昭三刃物工場の小刀が出てきます。
池内昭三さんは池内刃物の初代で昭和三年生まれです。おそらく名前の由来でしょう。
実は林昭三さんも昭和三年生まれだそうで、名前の由来という事をインタビュー(記事)で答えていました。
この記事を書いているのは2020年ですから、お二人とも今年92歳ということです。
池内昭三さんは兵庫県三木市、林昭三さんは熊本県川尻市で刃物作りに尽力してきました。
池内昭三さんは一線は退いて少しの作業をされているようですが林昭三さんは今だ現役のようです。

今回の小刀ですが一見包丁の柄が付いていてダサく感じてしまいますが、知る人ぞ知る伝説的な小刀で、小刀好きなら一本は持っていたい、川尻刃物の重鎮、名人林昭三さんが鍛えた珠玉の一本なのです。
私はずっと欲しかったのです。
十年以上前にビーパル(小学館発行のアウトドア誌)で紹介されて通販にも対応していたようですので電話してみたところ「やっちょらん」と言われて断られてしまいました。
マップのレビューを見ると半々で良い事と悪い事が書かれています。
名人は機嫌が悪いと仕事しないのかな?
でもどうしても欲しくて熊本のお友達に買って送ってもらおうとした矢先に熊本地震がきてしまって、それどころではない事態になってしまい、いつしか記憶の片隅に行ってしまいました。
最近オークションで出品されているのを見つけて小躍りしながら落札しました。
ライバルゼロで4200円でした。
確か定価は6000円くらいだったと思います。

仕様・自家鍛接鍛造
価格・6000円
鋼材・青紙1号
全長・220ミリ
刃長・65ミリ
巾 ・25ミリ(広い部分)
厚み・3.5ミリ
刃角度・20度

完璧なる刻印


独自のカイサキ

刃は20度と鋭角ですが少しハマグリ刃で小刃が入っています。
よーく切れますね。

残念な点は2カ所。
刃の上方部分に鍛接不良があって研いだらその先がどうなるか不安です。


それと背中部分に親指を当てると少し痛いです。
硬い木を長時間削る時は覚悟が必要です。

ブーメランマイスターの方が愛用していることからもわかるように(2008年から更新が止まってますが)中硬材には最適でしょうね。
アウトドアで魚を捌いて枝を削って刺して焼いて食べるなんてもってこいだと思います。これはビーパルも取り上げる訳だ。

2015年にお弟子さんが入門されたようですのでもしかすると通販に対応してくれるかもしれません。
迷惑にならないようにお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。