砥石の平面出し方法まとめ

最近シャプトンの砥石平面出し器「なおる」を購入しました。
実は今まで、あまり必要に感じていませんでした。

・シャプトンなおる購入をためらっていた理由。
①先ずは価格。
amazon最安値でも13000円(修正器本体に必ずパウダーが2つ付いていてパウダーだけで3000円以上する)くらいします。ちょっと高いな、と感じて躊躇していました。
②自宅にブロックがあり、金剛砂と擦りあわせて平面出しを行っていたので必要とは思わなかった(この方がずーっと安価ですし)。
③平面出し用砥石も複数持っていて不自由に感じていなかった。
④平面出し砥石が狂った時もブロック+金剛砂で修正できていた。

・購入しようと思った経緯
①平面出し砥石が減った時の再購入やブロック再購入を考えた時のコストと比較して長い目で見た場合決して高い買い物ではないかな?と思えてきた。
②仕事上出張が多くなり必然的にブロックは持っていけなくなってしまった。車に積むこともできるにはできるのですが工具を沢山積むことも多いのでほぼ無理です。
③平面出し砥石は時間が掛かるしコツがあるから実はあまり好きなやり方では無かった。
④平面出し砥石が狂った場合、(ブロックがないので)屋外の歩道の縁などで試みるも人通りが多く恥ずかしくて断念。都会はダメですね(ヘタすると通報もあるかも)。

私は大型プラントの電気配線工事を仕事としていますが(最近は発電所とか多いです)、出張の場合、ホテル宿泊の時とレオパレスなどマンション借り上げの時がありまして、ホテル宿泊の時は屋外で平面出しは難しく、やはり室内で素早くやるには「なおる」でサッとやるのがいいのでは?という思いに至ったのでした。
(その前に出張に刃物だの砥石だの持っていくなよーってツッコミは無しでお願い致します)

「なおる」の詳細は近日記事にします(リンクします)が、その前に砥石の平面出し方法色々をまとめて、メリットデメリットを考えてみたいと思います。
amazonの商品レビューの最高評価と最低評価を載せますが、あくまでも参考です。
長い記事になりますので目次を作ります。
※他にもやり方は沢山あると思いますが私の経験内でまとめました。

刃物を研いで最初は上手く研げていたのにスランプに陥ってしまったと感じた時は平面が崩壊している可能性が高いです。
それに気付いた貴方の参考になれば幸いです(備忘録的意味も強いです)。
自分で平面を出した砥石で研いだ刃物で初めてモノを切った時、貴方はきっと驚くでしょう。それもかなり!

最初に共通基本として
①砥石は鉛筆で目印線を引いておく
②平面出しの前に砥石を水に浸しておく。
※シャプトンと天然仕上げ砥石は水をかける程度で良い(特にシャプトンは水に溶けるので要注意。でも天然砥石でも天草とか青砥は浸す場合が良いこともあって、このへんは追い追い覚えましょう)。
③平面を確認するための定規、スコヤ、ストレート・エッジなどを用意して仕上げは平面確認をする。

・屋外のコンクリートで平面出し

※やり方
外に出て平らなコンクリート(護岸とか歩道の縁とか下水のフタなど)を探して砥石を擦る。砥石は水に浸しておく(シャプトンは浸さなくてよい)手で撫でて余計な突起が無いことを確認しておくと良い。
円を描いたり8の字を描いたりして「あ!削れている」という感触をつかむこと。
金剛砂を使うと早い。
※メリット
お金がかからない。
※デメリット
・深い傷が付く時がある。
・コンクリート自体が完全な平面か確認が難しい。
・そもそも護岸とか歩道の縁とか国や市のモノです。すり減るような行為は器物損壊罪になるかも。
・人目が気になる
・砥石の色がコンクリートに移るので赤い砥石の跡は「血痕か?!」と騒動になるかも

◇自分の家の土間や排水のフタなどを利用するといいかと思います。
お金がかからないですし、頻度が少ない方には最良だと思います。

・ブロックで平面出し

※やり方
ホームセンターでブロックを購入してその上で砥石を擦る。金剛砂があればなお早い。こちらで詳しく解説しています
※メリット
・簡単で早い
・安い!(ブロックは200円くらいからあります)
・平面確認が簡単
・平面が崩れたらある程度修正できるしいざという時は交換が安い。
※デメリット
・ブロックがゴツいので一軒家向き(流し台でもできるとは思いますが奥さんは怒りそう)
・砥石に傷が付く時がある。
◇場所と流水に制限がないのならば私の中では最良です。
天然仕上げ砥石の場合はかなり傷が付くので最終仕上げは別に必要になるかも。

・面直し砥石で平面出し





※やり方
凹面の面直し砥石で上下左右斜めいろんな方向で擦る。
砥石が上か下かはメーカーによって推奨があるようです。
※メリット
・手軽。
・仕上げ用中砥用など分かりやすい分類がされている。
※デメリット
・高価なモノが多い(3000円〜10000円程度まであります)。
・減りが早い(メーカーによるのでしょうけれど得てして減りが早いイメージです)。
・減りが早いので面直し砥石の平面出しを頻繁に行う必要がありとてもジレンマです。
◇マンション住まいの方には手軽で良さそうですがデメリットの面直し砥石の平面出しが辛すぎるので受け入れられる方向きです。
☆レビュー
★★★★
Amazonで購入

砥石が凹んで気になっていたのでこの商品を購入。
今まではコンクリートに擦りつけて面修正していましたが
この商品を見つけ砥石とこの商品の間に金剛砂をごく少量撒いて作業すると作業が格段に早く進みました。
三種類の砥石全てを短時間で修正できました。

★☆☆☆☆
Amazonで購入

届いたもので手元の砥石と擦りあわせたら砥石に窪みが…
成形時のバリでしょうか
商品の端がとがって持ち上がってます
そら溝が出きるはずですね
画像は抉れてしまった砥石です

(商品名は書きません)

・ガラスなどの平面材とペーパーで平面出し

※やり方
ガラスの板(5ミリくらいで平面確認をする。殆どのガラスの板は平面です)を用意して(千円くらいです)サンドペーパーで擦る
※メリット
・手軽
・狂いが無いに等しい。
・サンドペーパーの目を自由に変更できる。
・仕上がりが綺麗で傷は皆無。
※デメリット
・コスパが悪い。一回数十円から百円以上掛かる。使ったペーパーの再利用はまず無理です。
・時間が掛かる。
・乾式のサンドペーパーやエメリーペーパーは定着剤が水に弱く水に浸した砥石を擦るとベロベロになる。
かと言って耐水ペーパーは荒目が#120くらいまでしかなくなかなか削れない。
◇仕上がりが良いので天然仕上砥石に使ったりしますがデメリットがありすぎて、これなら長い目で視て「なおる」を買った方がいいかと思いました。

・ダイヤ砥石で平面出し





※やり方
面直し砥石の場合と同じようにダイヤ砥石を上下左右斜めいろんな方向で擦る。
※メリット
・早い。
・手軽にできる。
・そこそこ安いダイヤ砥石でも活躍する。
・仕上がりが綺麗。
・傷が付きにくい。
※デメリット
・目詰まりが起こると面倒。
・砥石とほぼ同じ大きさなのでコツが必要(面直し砥石も同様)。
・寿命が短い
◇コツさえ掴めば最良だと思いますが、目詰まりした時の処理が面倒(どうしていいかわからない場合が多いのです)で削れなくなった時は復活ができませんのでほぼゴミとなります。
最近は交換式のもありますので減った時の対処が簡単にできるのもあるのは嬉しいですね。
※シャプトンの最高級ダイヤ砥石空母はダイヤ電着の再依頼ができるそうです(40000円…いつか欲しいけど)
手軽で出張にも持っていけそうですが、目詰まりと減りを考えると敬遠してしまいます。

☆レビュー
★★★★★
Amazonで購入

評判通りです。よく砥げます。力をふつうの砥石よりも軽く入れることがポイントのように思います。
包丁もいいし、鑿や鉋の面だしにも使えます。鑿や鉋ではまだ使用回数は少ないですが、なかなかのものです。
砥石の面直しには、評判通りの効果があります。あと少しでも安ければいいのにと思いますが。

★☆☆☆☆
Amazonで購入

ダイヤモンド、剝がれて。けずれなくなりました、セラミック砥石の方が良い。

(商品名は書きません)

同一の砥石で平面出し(三面擦り)

※やり方
同じ砥石を3丁使って平面を出す
※メリット
・仕上がりが良い(らしい)。
※デメリット
・同じ砥石を3丁とか金銭的にも収納場所的にも厳しい。

◇三面擦りをやった事が無いので語れません。申し訳ありませんが検索お願いします。
もしも試す機会があればここに書きます。

それぞれメリットデメリットがありますが自分のスタイルで決めれば良いのです。
回り道したくない方はいきなり空母を購入するのもアリ!