マルマン佐藤三角マキリ75ミリは色々使えそう

マキリに触れる事が多かった今日このごろ、すっかりマキリの魅力に取り憑かれてしまいました。
しかしですね、一般的な120〜135ミリのマキリって普段使いでは料理に少し使えるくらいで他に用途が少ないのです。
料理も野菜のカットや魚を捌いたりするのなら大活躍なのでしょうが一人暮らしの私では使用機会がグッと減ってしまうので必然出番が少なくなっていたのでした。
そうか!もっと小さなマキリを買えばいいのだ


そんなふうに考えて検索するも短いマキリって少なくて、あるにはあっても魚体を傷つけないような玉付きが殆どで玉付きを買って改造しないと無理かなと諦めかけた時にTwitterの投稿を見つけましてマルマン佐藤三角マキリ75ミリがすこぶる良いとの事、これは買うしかないでしょう。
マルマン佐藤の事は知っていました。
山形県の製造会社で漁師、特に北海道の漁師には人気との事、かなりの逸品らしいのですが売っている所が少なく選択肢から除外していたのでした。
たまにオークションに出るものの高値間違いなしで落札できず、私にとってある意味幻のマキリになっていたのですがTwitterの方の投稿によってマルマン佐藤さんのホームページから直接通販に対応してくれる事がわかって即座に注文した次第です。

三角間切¥3030 
送料¥750
代引き手数料¥300~
外消費税
合計4488円
他の支払い方法はありませんがそもそもが安い設定だと思いますので迷わず購入。

可愛いらしい見た目
(この時135ミリのマキリが手元に無く比較できないのが無念)


見事に研ぎ澄まされた刃先


細部の作り込みが丁寧です水の侵入を防ぐ樹脂埋め仕様は漁師さんを見据えてか


仕様・自家鍛接鍛造火造り
価格・4488円(送料など全て込の値段)
鋼材・青紙
全長・205ミリ
刃長・80ミリ
巾 ・30ミリ
厚み・2.9-3.7ミリ
刃角度・18度
重量・73g

山形マルマンの銘


焼印


刃角度が18度とかなり鋭角だがロープなどを切っても大丈夫なのだろうか?


刃先に小刃は無いように見える。
究極の機械研ぎに見えます。神技だろうコレ

裏は糸裏が美しく見えにくいですが鍛接線もあります


最初はニスが塗ってあるので邪魔して切れ味が落ちることがありますのでシンナー等で除去するか試し切りをして剥がしながら使いましょう。
色々切ってみました。切れますね。刃先も強い!

基本は小魚を捌いたりするのに大活躍ですが冒頭のTwitterの方によると猪も捌けるとの見立てで可能性は無限大に広がります。
木材も切れますが幅が広いので小細工、例えばククサの持ち手部分を削ったりするのは不得意かなと思います。
鞘は付属していないのですがマルマン佐藤さんでP鞘も販売しているようですし自作するのも愉しいかと思います。

マルマン佐藤の三角マキリは可愛いらしい見た目で無限の可能性を秘めた小刀です。
機会を見てサイズを揃えたいと思えるモノでした。
※動画の取り方にとても苦心しています表示が縦長になったり暗かったり少しずつ改善していきますのでご勘弁ください