以前ククサナイフを自作しましたが、切れ味が良かったのでもう少し太いタイプのモノを自作してみました。
少し幅の大きい2枚で1500円のuxcell 旋盤HSSツールビット HSSmmx18mmx200mm 2個入りを買いました。
会社の昼休みを利用して削ります。
細かな製作工程はククサナイフの記事を参照していただきたいです。
双頭グラインダーで削ると熱いのでペンチ二本で挟んで削り進めます。
保護メガネと革手をして製作してます(軍手は禁止)。
ハイスナイフの利点は簡単に製作できるという事、安価であること、平面であればデザインの自由度も割と高いという点ですかね。
裏スキは作っていないので賛否があると思いますが、特注で刃物を作る前にハイスで削り出せるならば使用感確認の為には良いと思いますし、それで事足りるならば最高というものです。
ナイフ製作の登竜門と言われている古いヤスリをナイフにコンバートするやり方だと焼鈍(しょうどん・やきなまし)や再焼入れが必要になりますので既に焼入れされているハイスは手順が大幅に少ないのです。
グラインダーで削っても焼き戻る事はまずありませんので御安心を。
ガシガシ削って整形していきます。
グラインダー工程が終わったらダイヤ砥石とシャプトンを中心に研ぎ上げていきます。
結構硬いです。
シャプトンはハイスと相性良いように思います(諸説あり)
柄を作って完成です。
柄作りもククサナイフの記事で説明していますので御参照ください。
刃の整形は15分くらいかな。
鞘が30分くらいで掘って接着です。
握り易くて切れ味の良いナイフが完成しました。
楽器製作におけるローズウッドなんかを削る用に使おうと思います。