ハイス鋼で自作した極小彫刻刀ですが切れ味は申し分ないのですがこのままでは細すぎて力が入れにくいです。
そこで恒例の鞘作りです。
今回は二枚貼り合わせの柄を作ろうとしたのですが同じ種木が二枚なくて意図的にツートンにしました。
この刃物にとっての初仕事が自らの鞘の溝掘りになりました。
小刀にとって鞘作りは必要不可欠と言っても過言ではなく、以前にも何度かやり方を説明しています。
youtubeなどでも見る事ができますが、こちらはちょっと参考にならないかもしれません。
小刀の使い方が面白いので一見の価値有りですが、私が見た事のある広島の鞘作りの名人のように鑿で彫っていくやり方のほうが小刀の鞘作りには参考になると思うのですが、残念ながらyoutubeでは見つかりませんでした。
20年ほど前の広島ローカルニュースの特集で見ただけで、その時に定年後に本格活動を始めたと言っていましたのでもしかすると今は活動されていないのかもしれませんね。
さて、溝を彫ってボンドで接着をしてクランピング(ダイソーのクランプ)。
小刀と鉋で荒削りします。
荒削り状態でしばらく使ってみて、使いやすい形を決めていこうと思います。
最初に完全に形を決めてしまって使ってみたら使いにくくて最初から作り直した苦い経験からこのようなやり方をする事もあります。
使いやすい小刀(彫刻刀)の完成です。