更新もせずに沼にハマっていた最近

この記事は2024/12/18近辺に書いています。

数週間更新していませんが元気にしています。
仕事が忙しいのは言い訳になりませんが鞘を作る為に使用する鉋の調整をしたり玄能の柄を製作したりしていましたらどんどん時間が経過してしまって中々記事が書けていませんでした。

悪いことにオークションにもフリマサイトにも目ぼしい小刀が出てこなくなりまして、何故か鉋の掘り出し物が沢山けっこう安く出品されてきてまして、ついつい落札しては夜な夜な調整をしていました。

恥ずかしながら正式に修業していた訳ではないので鉋の正統な技術も無くてシュルシュルと丸くなって出てくる削り屑に満足していました。

それはギター製作で針葉樹を削るには何の問題も無いのです。
最終の仕上げはサンドペーパーですからある程度綺麗に削れていれば良かった。
ギターの表板は最上級の縦柾目を使いますから逆目は気にしなくてよく、もしも捲れてしまったら反対にすれば良いだけなのです。

ところが横板や裏板は広葉樹のマメ科なんかの材が多くて複雑な杢だったりして、どんなに(下手くそなりに)頑張っても逆目ぼれが発生して上手く削ることが出来ていませんでした。

それでもまだ困る事はありませんでした。
なぜならギター材を買えるショップではドラムサンダーで逆目を気にせず1/10ミリ単位で薄くしてくれるからなんです。

ところが最近アメリカから輸入できない材が増えたり大手ショップが倒産したりして国内のギター専用じゃないところから仕入れた木材を加工してギターにしなければならない状況になってきました。
ドラムサンダーを購入設置できる環境ではないので必然的に鉋の技術を向上するべく努力していました。

当サイトは小刀のサイトなので鉋の詳しい調整方法は書きませんが(書けるほど知識も技術も無し)小刀に気持ちが向くまで今しばらくお待ちくださいませ。