東大吉さんの小刀を研いでみようかなと思って鞘を抜いたのです。
そしたらスパーン!とスッポ抜けてしまった。
古い小刀だと木が収縮したり膨張したりするのでこういうこともあるんですよね。ごくごくたまーにですが。
私はホントに東大吉さんの小刀に嫌われてます。
当然ながら直します。
このままでは危ないですから。
今回はエポキシ樹脂を使用して隙間の防水加工もやってしまおうと思います。
Z−POXY(ジーポクシー外国製)というエポキシ樹脂なのですが楽器の塗装に使ったりしてるものです。
本来は接着剤や模型の塑形に使ったりするようです。
2液性で固まり始めるまでの時間が5分と短めですので一気に仕上げないと動かなくなってしまいますので注意です。
使用する道具を全て用意して脳内でシミュレーションを数回行ってから一気に作業します。
途中の写真は取れませんでした。
中子によく混ぜたZ−POXYを塗って穴に入れてハンマーで優しく叩き入れます。
この隙間は水が入って錆の原因になってしまいますので本来は漆なんかを詰めるのがいいのですが私はすぐにかぶれてしまうのでエポキシ樹脂は理にかなっています。
にしても、、、穴が大きいな。
ちなみに日本のボンド会社のエポキシ樹脂はゴムよりは硬いけど琥珀のような硬さにはなりませんのでイマイチなんですよね。
その点Z−POXYはカリンカリンになります。
でも、小刀の接着剤としては初めて使用しましたので切削する時に発生する微熱の伝達で変化したりするのかを見守りながら使っていきたいと思います。
他にも柄が抜ける横手小刀があるので結果次第で順次使ってみたいと思っています。