千代丸・繰り小刀120ミリ

フリマサイトで入手した2本の内の1本です。
もう1本はこちら
この繰り小刀は先が折れて錆だらけです。

切り出し小刀のほうはなかなか良かったのでちょっとガックリですが、作りは悪くなさそうです。
千代丸という刻印とシールが貼ってあります。


錆の穿孔が深く、表は丸刃で、歪んでいます。
裏もベタになっていまして、本当に切れないです。

仕様・利器材鍛造加工?
価格・フリマサイトで2本で千円
鋼材・不明
巾・19ミリ
厚み・4ミリ
刃角度・28度
個人的採点52点
コストパフォーマンス不明点

研いだところで切れるようになるのかな?
一抹の不安が過りますが、先ずは折れた先端部分を修正して


数日掛けて裏から錆を落として平面を出して見ました。


歪みが酷く、かなり研ぎ減らしました。
ベタ裏が酷く、瓢箪裏にもなってきましたのでペンルーターにダイヤモンドビットを着けて裏の整形と穿孔錆を取っていきました。
ルーターでやると熱によって鋼がナマクラになってしまう恐れがありますが、水に付けながら慎重に行います。


寮の隣の住人に騒音で迷惑を掛けないよう気を使いながらの作業です…不十分ですね。
今度じっくり取り組みます。

刃の黒幕120で裏を押して
備水砥→刃の黒幕オレンジ→青砥→天然砥石で仕上げ。

なかなかの切れ味になりました。


鞘も綺麗に磨いて満足できました。

ボロボロの小刀が蘇ると嬉しいものです。
完全に仕上げた時には追記します。