ホームセンターで荒砥を物色していましたら通路の間にブリスターパックの小刀がたくさん掛けてありました。
「角利産業」…どうも良いイメージが無いのです。
ノミや鉋やたくさんの大工道具を発売している三条市の会社らしいのですが、安すぎて逆に大丈夫なのか?と勘ぐってしまうのです。
ハイス鋼で誂えた黒檀替刃式鉋とか、欲しくなるような製品はあるのですが、ネットを見ても角利にたいしてのレビューが少なすぎるので、参考にもできなくて躊躇していました。
「鍛造手作り」と書いていて1500円前後なら素晴らしいコストパフォーマンスなんですけどね、切れれば。
そんな中、「お?」と思えるような商品が目に付きました。
小さな小刀です。
ありそうで無かったミニ小刀!1450円!
隣には同じく角利の龍蔵という横手小刀があり、結構しっかりした作りで、まじまじと5分ほど眺めてしまいました。
ネットでしか見たことのない龍蔵小刀…なかなか良さげ?と思えてしまいました。
ミニ小刀の刃は収納されていて見えなかったのですが、龍蔵がしっかり作られているから大丈夫だろ!
こういう小刀のレビューをどんどん書いて行こう!
という気持ちで購入してみました。
利五郎と書いてあります。
トシゴロウではないでしょうね、多分。
角利(KAKURI)のRIと関連していると考えてリゴロウが妥当かな、とは思いますが、現時点であくまで推測です。
機会があれば角利に聞いてみます。
昭三小刀の135ミリと並べてみると一目瞭然、全体で135ミリほどしかなく、刀身は5センチしかありません。
すごく可愛いです。
(小刀を可愛いとか抜かす私の異常さは置いといて)
仕様・利器材鍛造加工?
価格・1450円
鋼材・刃物鋼(不明に近い)
巾・15ミリ
厚み・1.5ミリ
刃角度・20度
個人的採点80点
コストパフォーマンス75点
筆箱にも入るサイズです。
こういう小刀はありそうで無かったのでので楽しくなりますね。
肝心の切れ味も鉛筆削りくらいなら十分機能します。
厚みと大きさから木工などには使いにくいかもしれません。
研ぐと切れ味が増しますので快適に鉛筆削れます。
え?鉛筆削り以外の使い途?
いいじゃない!可愛いんだから!(笑)