BEAVERCRAFTのカービングナイフは最初から切れるの?

BEAVERCRAFTのカービングナイフです。
ウクライナ発の最初から切れるという触れ込みで、見た目も中々カッコいいカービングナイフです。
BEAVERCRAFT社は2014年に発足した会社だそうですが最近良く目にするようになってきました。


手頃な値段ですしオフコーポレーションでも取り扱いをしている事から見ても確かな品質だという事が分かります。
※オフ・コーポレーションは品質を調べてから採用して苦情が出たらスパリと取り扱いを止めるのです

カービングとかカトラリー製作がイマイチブームになっていない要因の一つとして最初の切れ味がイマイチで研ぐことからスタートしなければいけないというのはあると思います。
最初から凄く切れる!これだけで買っても良い理由の一つになるのでは。

仕様・利器材3枚貼り合わせ(両刃)
価格・3700円
鋼材・炭素鋼
全長・195ミリ
刃長(刃渡り)・75ミリ
巾 ・15.3ミリ
厚み・1.8ミリ
刃角度・24度(更に小刃)
重量・45g

箱を開けると絆創膏が入っていて切れるから気をつけろと言わんばかり。


かなりしっかりしたケースが付属しています。



先端部はプラスティックがインストールされていて刃先が突き抜けるのを防止しています。

グリップも良くて軽い木材を使っています。何の木だろう?アルダーか何かでしょうか?ちょっと分からないです。


スタイルも中々カッコいいです




さて肝心の切れ味です

いや…全然切れないわこれ


片刃と両刃の違いはありますが東大吉の箱出し切れ味が神と呼んでいいレベル、天と地。

実は一応買う前にレビューを見てはいたのですが外国からのレビューは
「最初からとても良く切れます」
「最初から素晴らしい切れ味」
等の絶賛が沢山あったのですが

日本語のレビューでは
「イマイチ切れません」
「切れ味が言うほどではない。」

という感じで何故か外国と日本で評価が違いましてそれは何故かという疑問もあったので確認の意味を込めての購入でした。
日本と外国で研ぎ方を変更しているのか?
日本と外国では切れるという感覚が違うのか?
日本に輸入されている間に刃が錆て切れなくなったのか?実際購入してからケースに入れて10日ほど経過しただけでかなり錆が出ましたので刃先に目視できない錆が最初からあったのかもしれません。

と、色々考えられるのですがとにかく初期の切れ味はイマイチでした。

しっかり研がなければ切れるようにならない、それが当たり前なのか。

これを期にカービングナイフについて色々と考えてみたくなりました。

次回はBEAVERCRAFTから発売されている革砥を使って切れ味の変化を確かめたいと思います。