熊本の刃物屋さんの切り出し小刀です。
箱にはもりたか刃物と書いていますがホームページでは盛高刃物となっていましてどっちが正式なのかは不明です。
もともとは包丁鍛冶さんのようで包丁を注文すると二年待ちだそうです。
仕様・自家鍛接鍛造火造り
価格・10000円
鋼材・青紙スーパー
巾・22ミリから24ミリ(太い部文)
厚み・2.8ミリ
刃角度・21度
個人的採点40点
コストパフォーマンス35点
購入時からあまり切れなかったので殆ど使用していません。
裏も適当な感じが否めなく、包丁の両刃等は得意でも木工刃物は不得意なのではないかな?と疑わざるを得ないのです。
厚みが薄く、割り箸などの軟材を切っても峰の部分が親指に食い込んで痛いです。
刃角度も鋭角過ぎて木に当てた刃先がグラグラ揺れて安定しないです。
接ぎ木小刀ならこれでもいいかもしれませんが木工用切り出し小刀では通用しないレベルです。
青紙スーパーだからでしょうか(長切れを意識して固く焼戻ししているのか)、キングの中砥では砥石が減るばかりで刃が出ませんでした。
楽天レビューにやんわり「素人が研げる刃物ではありません」と書いてみましたが速攻で削除される始末。。。。
これはもう、用は無いな。というのが個人的意見です。
また、名切りを頼んだのですがあまりにも下手な切り方でガックリです。
まるで自分でイタズラ書きしたみたい!
その後丁寧に研ぎ直しましたところまあまあ切れるようにはなりました。
それでも木工刃物としては難しいです。
接ぎ木小刀としてなら素晴らしいと思います。
先の地震での被害はどうだったのでしょうか?
大きな被害がなければいいのですが。
※2016年7月現在、切り出し小刀、ナイフなどがラインナップから外れているようです。