シャプトンなおるのレビュー

シャプトンなおるを購入したのでレビューを書きたいと思います。
同時に動画を作りました。
ちょっとふざけた感じかもしれないんですけど初心者にも低い敷居を跨いで貰ってもっともっと日本の刃物を(広義で研ぎ方も)知ってもらいたいという気持ちで編集しました。
文章苦手な方はいきなり動画を御覧下さい。



動画ではシャプトン砥石ではなく、なにわ砥石の研ぎ一番を使用しています。
平面チェックもストレート・エッジではなくホームセンターのシンワステンレス製定規を使ってます。
私が出張中でモノ不足という事もあるのですが一般の方がストレート・エッジを5000円も出して購入するのは現実的ではないかと思いましたので、以前にストレート・エッジで平面を見た後にシンワ定規で再チェックしたところ誤差は実用範囲(というかほぼ誤差なし)だったので400円程度の負担ならお願いしてもいいかなと思った次第です。
ただし100均のステンレス製定規はダメでした。あれは平面見れないのでせめて400円出して下さい。

では本題。
「なおる」は箱にセットで入っています。
「なおる」ってネーミング、良いと思うのですが言いづらいな、とは感じます。
何故「なおる君」にしなかったのか?
「シャプトン砥石直し」
ではダメだったのか?
…まぁ、いいとして。

セットの中身は説明書と

パウダー(金剛砂)の中目と荒目

中目は1000〜6000くらいまで、荒目は1000以下、6000以上は別売りの砥石パウダーを買え!との事です。
一般的に6000以上の砥石を使う方は研ぎ狂いというシャプトンの見解かもしれませんね。
普通は中目で十分です。


本体はネズミ鋳鉄製。
wikipediaネズミ鋳鉄
お恥ずかしい話ですがネズミ鋳鉄と聞いた時、鋳鉄の鋳とネズミの鳴き声のチュウを掛けてるのかな?だとしたらツマンネと思ってしまったのですが、色がネズミ色だからネズミ鋳鉄だそうです。
耐摩耗性に優れているようでマンホールの蓋に使われたりしているそうです。

amazonレビューを見ると数年使用しても平面が維持されていたというのと数カ月でダメになったという意見が入り混じっているようですが、どうやらダメになったという意見の方は発売中止になった少し小さめのなおるの事を語っているようです。
はて、発売中止(生産終了)になった理由は不明ですが結局は自分で確かめるしか無いのか。。。
なるべくここで経過発表していこうと思ってます。

使った感想はかなり良いですね。
力入れなくてもスルスル平面が完成します。

動画では見やすくするため油性マジックで線を書いていますが鉛筆でお願いします。
安い砥石で実験していますので大胆にできただけです。
動画では浸水しておいた砥石を使っています、シャプトン砥石は浸水したらダメ溶けてしまいますので説明書にかいてありますからよーく読んで実践して下さい。

それでは動画の方を御覧下さい




追記:色々なメーカーの砥石でなおるを使用していますが問題なく使えています。
あらとくん、剛研#700、剛研#1000、キングG1(#8000)、KINGS1(#6000)、響の#1000#3000#8000等異常無く平面出しできています。