玉仙銘の横手小刀90ミリ長刃仕様です。
玉仙銘は鑿をオークションで見た事があるくらいで検索しても詳細が分からない問屋銘です。
見た瞬間、坂光の坂井久二さんの製作だと分かってしまうくらい特徴が出ていますが数が出回っていないのに銘がぼやけているのは謎ではあります。
小刃なく研がれた刃先
鍛接線が坂光と一致
長刃仕様は珍しいかと思います。
仕様・自家鍛接鍛造火造り
価格・3000円(オークション価格)
鋼材・白紙だと思われます
全長・225ミリ
刃長(刃渡り)・60ミリ
巾 ・21ミリ
厚み・2.6-3.0ミリ
刃角度・22.5ミリ
重量・72g
鎬部分がほんの少しハマグリに研がれていまして坂光では珍しいかな。
短刃との比較
別製坂光(増田切り出し工場)と並べてみる
坂井さんの作る六分幅七分幅の小刀は突出してとても良く切れます。
他のサイズが切れないという訳ではないのですが、坂光なら六分幅か七分幅を買っておけば安心です。
横手小刀で90ミリとなるとDIYや中物工作には短くて使いにくいかなと思います。
鉛筆削りや小物作りに真価を発揮するでしょう。
※十中八九坂光さんの製作だと思われますが、何せ玉仙銘の小刀があまりに少なくて確信は持てていません。
フリマサイトに玉仙銘の繰り小刀が何本か出品されていますが左勝手で鍛接線の確認ができなかったので購入できずにいます。
そう言えば坂光の左勝手ってあまり見た事がありませんよねレアなんだろうか?