OLFAの切り出し小刀は優れモノ

職場で虎ロープや荷造りナイロン紐などを肥後ナイフでスパスパ切っていたら同僚達は興味津々。
「それ、切れますか?」
「錆びたりするんですか?」
「いくらですか?」
「切れ味落ちたら研ぐんですか?」
とにかく質問攻めなのである。

男ならば、仕事人ならば、ナイフくらい持ち歩けよ!

職場には土方気質の大雑把な人間が多く、使った道具はそばから投げ散らかして
「あれ?石頭(せっとう)ハンマーどこいったっけ?」
※どうでもいい話ですがセットハンマーではないです。私自身がセットハンマーと思い込んでいました。
なんて探してばかりで、とにかく自分の道具に愛着も無いし、無くなっても我関せずなのである。

そういう性分の人間にナイフなどを使いこなせるのだろうか?
私は何時もポケットに肥後ナイフを忍ばせているので何かあるたびに
「貸して貸して」
と言い寄ってきてうるさくて仕方が無いのです。
奴らは
「道具くらい自分で買いなさい」
と言っても買わないのだ。
パチンコに費やす金は湯水のごとくあるのにわずか数百円のナイフは買わないのだ。

仕方が無いのでナイフを知ってもらういい機会でもあるし安い割によく切れるOLFAのクラフトナイフ(切り出しナイフ)をプレゼントしてやることにしたお人好しな私なのであった。

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3本で1400円くらいだったので一本ワンコイン以下である。
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オールステンで携帯に便利である。
切り出し小刀や横手小刀は携帯に不便で物騒だもんなぁ。。。
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両刃ですが片方にどぎつい小刃が入っています。
小刃というより切刃ですね。
1ミリ以上あります。
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裏は小刃無し
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こういう作りの刃を両刃ではなく片刃だと主張する人がいます。
裏は平面なのだから片刃!ということらしい。
うん、間違いではないと思います。
色々と考えはありますので良いのです。

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刃もステンレス鋼で錆びにくい。
アウトドアには最高です。
釣りでヤマメを捌いた事も何度もありますし、野菜も切れます。
ステンレス鋼ですから臭いも付きにくい。
丸洗い可能です。
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替刃は300円くらいですし、実は研ぎ直し可能なのです(これを研げる人は中級者以上の研ぎ腕が必要だと思います)。
OLFAの心意気が感じ取れる逸品と言っても過言ではないでしょう。

ちなみにOLFAの名前の由来は誕生秘話をご覧ください(あまりにも有名な話ですが)。

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割り箸など一刀両断!

さて、同僚はこの小さなナイフを愛でてくれるのでしょうか?
そこから進歩して道具を大切にしてくれる職人になって欲しいなあ、と思う今日この頃なのでした。