歪んだ小刀を研ぎまくる

古いデットストックの小刀、最初から歪んでいるのか、それとも経年変化で歪んでいったのかは謎です。
タイムマシンがあれば解決できるのでしょうが。。。

デットストック品は本来ほとんど使用していませんので購入時はシノギ部分にボカシ(砥の粉を吹き付けている)を施している場合が多く(今も新品はほとんどがボカシ加工しています)、研ぎが中途半端で研ぎ傷だらけでも悪く言えば誤魔化している状態です。

なんだか切れ味が悪いなあと感じて一度研いでみるとほとんどの場合でビックリします。
「なんだこれ?砥石の平面が崩れてるのか?」
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特にこの部分と
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この部分が凹んでいる場合が多いですね。
要は両端が落ちて弧を描いているような状態が多いんです。デットストック品は。

ネットを見ていると皆さん研ぎが凄く上手くてこのシノギ部分を完璧な平面にされている方がたくさんいらっしゃる。

ということで私も見事なシノギ面を作ってみようって事でゴリゴリやってみました。

ところが、一筋縄では行かないんですよ。

荒砥で2時間ゴリゴリ…

シャプトン1000で30分ゴリゴリ…

これだけ頑張りましたが
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(同じ製品を比較しています。購入時の研ぎ傷や非平面の感じはほぼ同じでした)

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やっぱりこの部分と
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この部分が凹み過ぎています。

他の部分をこの凹みに合わせると相当に研ぎ減らさないと平面にはなりません。
私は使いながら研ぎ整えていくタイプですから…というある種の言い訳が頭に浮かびます。

今回はこのへんでギブアップです。

暇をみて少しずつ完全平面を目指します。

今回の研ぎで平面になった部分は全体の95%以上で、この部分の切れ味は確実にレベルアップしました。
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