切り出し小刀と検索すると必ず左利き用という切り出し小刀が出てきます。
自分は右利きだから(左利きなら右利きは)関係ないよ!と思っている方が殆どだと思います。
実際プロの楽器製作家でも
間違えて左利き用買ってしまった(泣)
というような記事をけっこうみかけます。
(バイオリン製作家は両刃大好きですからそもそも利き腕に関係ないのかもしれません)
左利き用小刀というのはもちろん左利きの方が使うのが大前提なのですが、木工や彫刻の世界では杢目に対応するため右利きの方がわざと左利き用小刀を手にして工作する場合が多分にあるのです。
杢目に対応、というのが説明しにくく、多くのサイトで
やってればわかる
やってるうちに必要になる
的なわかりにくい説明しか出てこないんですよね。
確かに杢目について説明するのは難しいので、他の使い道を考えてみますと、例えば自作の棚を組み立てた時にバリがあったとします
隅の方にバリがあったとして
こんな風に使いました。
※切り出し小刀は柄がないのでこんな風に奥まで使えます
左側や
こういう風に使うと便利ですね。
多くの木工家はノミや鉋刃で代用したり右利き用をひっくり返して代用します。
職人さんにも色々なタイプがいまして代用工具は絶対に使わないというこだわりの方もいますし、なんでも工夫して代用工具を多用する方もいます。
私が見てきた職人さん達に限って言えば親方、職長といった人達で代用工具多用派はゼロに近いですね。
この事が何を意味しているかは言及しません。
もちろん決まりはありませんので専用工具だろうと代用工具であろうと刃物の主人の自由なワケですが左利き用小刀が何本かあるととても便利で、一度覚えると止められません。