オイルフィニッシュ防汚実験


胡桃油でオイルフィニッシュを施した場合、防水効果はかなり高いという事が実験によってわかりました。

では防汚効果はどうでしょうか?
防汚効果というのは小刀を使った作業をしている時に手汗や手の汚れ、素材の削り粉が柄に付着した場合に染み込んだり取れないまま付着していて次に使ったときに手を介して色移りしないか?という事なのです。

切り出し小刀の場合は共柄といって柄も金属ですから作業後に拭き取ればいいだけですので問題なし。
人によっては色移りが嫌だから切り出し小刀を使っている場合もあります。

人それぞれ考え方があるので柄が手垢や手脂で真っ黒になった方が手に馴染んで良い、という人もいます。
オークション等で出品されている中古の小刀を見ると年季入りまくりの真っ黒なやつは少なく無いですよね。

作品に色移りしない場合はそれでもいいでしょう。
例えば革とか布とか楽器とか白い部分がある場合は防汚というのは大切です。


やり方は色のある木材を紙ヤスリで擦って粉を作って少量の水で擦り込み拭き取る、です。


最初はオイルフィニッシュ無しの場合。

この木材はココボロという木です。
かぶれるらしいので怖いですが頑張ります。



擦り込むと淡い茶褐色の染みが出ます。



ティッシュペーパーで25回往復してみました。
染みが残ってますね。
ほんの少しなのですが、積み重なると相当な汚れになることが予想されます。

次はオイルフィニッシュを施した場合

擦り込んで



25回往復して新しいティッシュペーパーで拭くとほとんど付着無し。

オイルフィニッシュ無しの場合は100回くらい往復してもティッシュペーパーに汚れ付着しまくりでしたので違いは歴然ですね。

木材の小さな孔(つまり小さな凸凹部分)をオイルでコーティングして塞いで(平滑に近くして)いるのだから当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、オイルフィニッシュの手軽さで防水と防汚が実現できるとなるとかなりお得感ありますね。

手入れの時には繰り返しオイルを塗布すると効果は継続して強固になっていくでしょう。

オイルフィニッシュ、益々見直しました。