竹虎肥後守特大

竹虎肥後守です。
肥後守という商標を使用しているので永尾駒製作所の製品であることに間違いは無いのですが、ヒマサ金物のプロデュースで製作されたモノに竹虎肥後守と名付けて販売しているようです。


ヒマサ金物はネットショップではお馴染みの金物のアルデです。
「なんでもあるでーーー」のアルデから命名しているのだと思います。

アルデ楽天等で竹虎肥後守を検索してみますと数点出てきます。


厚みもしっかりしていて良い感じです。
鍛造加工したように揺らぎのある刃紋が見えますがどうなのでしょうか。
ベルトハンマーで叩き伸ばした事実を鍛造というのであれば鍛造なのだと思います。


とりあえずスペックはこんな感じです。

仕様・割り込み鍛造?
価格・2100円くらい
鋼材・青紙
全長・220ミリ
刃長・95ミリ
巾・16ミリ
厚み・3.5ミリ
刃角度・20度
個人的採点68点
コストパフォーマンス62点

はっきり言いますと初期段階では本当に切れ味が悪いです。

「肥後守はノスタルジックな気分になるためのアイテム。切れ味を求めてはいけない」

という人がいますが、研ぎ込めばすごく切れるようになるのです。
しかし、初期段階の仕上げがイマイチなので研ぎにとても時間を要してしまうのが残念ですし、切れ味を求めてはいけないなどという発言も出てくるのだと思うのです。
肥後守を道具として長く付き合えるような人でないと真のスペックは引き出せないでしょう。

肥後ナイフ宮本武蔵は最初から凄く切れますからなおさら悔やまれますね。

かなり研ぎ込んで磨き上げましたが肥後守の常として根元近辺に深い機械研ぎの傷があり、なかなか消えません。


鏡面加工好きには残念なポイントです。

刃角度は20度という事で小刃を付けるべきだと思いますが、研ぎ進むとベタ研ぎでも可能になってくると思います。


研ぎ込んで切れるようになったので急に愛着が湧いてきました。

簡素な感じですけど動画を作ってみました。