MORA106・LCはすこぶる切れ味

MORA106カーボンスチールの適正な研ぎ方を知りたくてAIに質問していたのですが、メーカー推奨はフルスカンジという答えが返ってきました。
106の新品時は小刃(マイクロベベル)が入っていたのでその事を質問すると出荷時は刃欠け防止の為に小刃を入れているが27度の刃角度には研ぎ直してフルスカンジにするのが最適であると返答。
ん?待って、刃角度24度しかありませんよ?と入力すると

「その個体は当たり個体です切れ味最高なので楽しんじゃってください」
と、急にフレンドリーな返答。

MORAのような工業製品に刃角度3度もバラツキがあるのかな?ここでどうもおかしいという事に気づいて検
索してみると廃盤になったはずのラミネートカーボン(LC・ラミネートカーボン)
が再販されているではありませんか。

ラミネートカーボンのほうが切れると聞いていたので購入してみました。


仕様・3枚構造複合材
鋼材・ハイカーボンスチール
全長・195ミリ
刃長(刃渡り)・90ミリ
巾 ・16.3ミリ
厚み・2.7ミリ
刃角度・27度
重量・60g

以下はカーボンスチールの仕様です

仕様・全鋼プレス物
鋼材・カーボンスチール
全長・195ミリ
刃長・90ミリ
巾 ・16ミリ
厚み・2.5ミリ
刃角度・24度
重量・60g




やはり3枚構造の分だけ厚みが増してますが切刃の幅がほぼ同じなので必然的に角度が3度増しています。
27度です。
AIの回答はラミネートカーボンを前提としていたようです。
返答に困って当たり個体とか言い出したりフレンドリーになって取り繕うところは面白いですがAIを全て信じると痛い目を見るという例ですね。




シルエットは同じで重量も同じです。
おそらく柄の木材の比重が少し違うのかなと思います。
ラミネートカーボンにはMORAKNIFEの刻印があります。
これはカーボンスチールとラミネートカーボンの区別の為(工場内とユーザー両方に対して)に刻印しているのか、カーボンスチールは全鋼なので硬くて打てないのかは分かりませんが区別に利用できるのは良いです。

刃先を見ると…


AIが言うようにフルスカンジと言って良いかと思います。
あり得ないレベルの小刃があるようにも見えますがかなり高度な研ぎが施されていて驚きました。
流石世界のトップシェアを誇るメーカーだけあって常に進化していますね。

切れ味はというと…


すこぶる切れますね。

カービング分野においては日本の切り出しよりも使いやすいですしコストパフォーマンスも高いので使い倒して買いなおしも躊躇なくできるのはありがたい!

研ぎに関してですが、カーボンスチールは刃角度が24度という事もあって刃先が少しだけ弱いです。
そのため小刃を入れるかコンベックスに仕上げて革砥で仕上げるのが良いと思います。


ラミネートカーボンはベタ研ぎで同じく仕上げに革砥を使うと良いでしょう。

近頃、インスタグラムを利用して自家製の怪しげなカービングナイフをアホみたいに高額な値段で販売している人をちょこちょこ見かけますが、そのお金でMORAの全シリーズ買ったほうが絶対に良いです。

断言します!MORAは切れる!