後藤包平こと後藤益美さんの造る切り出し小刀を購入しました。
2019年の2月にお亡くなりになられたそうです。
私はこの方の造る小刀の秘めたる力を既に肌で感じていましたので近々に異種を買い集めようかと考えていた矢先の訃報でした(刃物店さんの商品紹介で見ただけなんですが)。
売り切れ続出で入手しづらかったのですがなんとか買えました。
無骨だけど丁寧に造られている感じですね。
裏には鍛接線があります。
「青鋼」とだけ刻印があり、名前はどこにも見当たりません。
名前よりも、「青鋼だから合わせる砥石を考えてくださいね」と親切に教えられているようです。
見るだけなんてダメ！使ってこその小刀ですね。
仕様・自家鍛接鍛造火造り
価格・4680円
鋼材・青鋼(青紙の種類は不明)
全長・192ミリ
刃長・46ミリ
巾 ・21ミリ
厚み・3.5ミリ
刃角度・25度
研ぎこめば切れる気配有り！造りが丁寧で作業者主体で考えて造られている小刀です。
初期段階ではあんまり切れないと言わせていただきます。
ここは真実を伝えないと小刀サイト管理者としてダメだと思いますので。
砥石を軽く当てるだけで良く切れるようになりますので、初めて小刀を買う人より、既に数本の小刀を持っていて更に実用的な小刀を必要としている方に向いていると思います。
日本が誇る本格鍛冶職人がまた廃業という事になり、寂しい次第です。
跡継ぎさんはいらっしゃるのでしょうか？気になるところですね。
ショップさんに聞いてみようと思ってます。
