横手小刀の鞘がゆるくなった時の応急処置

買ったばかりの時にはこんなにもピタリと鞘に収まっていたのに、ちょっと研いだだけでユルユルになってしまって

引き出しから出したら鞘が抜けて怪我をした

抜けた鞘が製作中のモノに落下して傷が付いた

鞘を持ち上げたら刃の付いた柄が落下して鋼が割れた

ゆるい鞘は本当に危ない事だらけです。

ですから私は磁石を鞘に仕込んだりしてきました。
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色々とやり方はあると思いますが上の写真の場合は親指の先辺りにドリルを入れました。
貫通して反対側にドリルと同径の磁石の厚み分を掘り込みます。
最初からドリルを計測して多少深めにすると失敗しないです。
ネオジム磁石をエポキシ樹脂で接着して手前の穴を埋めます。

ちょっと面倒ですし、ドリルや計測器が必要ですので、
「もっとかんたんな方法ないの?」
という声が聞こえてきそうです。

そこで考えたのが割り箸で簡単に鞘をキツクする方法です。

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用意するものは
①鞘のゆるくなった小刀
②割り箸
③瞬間接着剤

以上です。

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長さ1センチくらいの薄板を削り出します。
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こんな感じです。
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鞘の入り口部分に接着します。
写真では反対側に既に接着した割り箸が見えますが、片側だけでも十分にキツクなりますが鞘と柄に段差ができますので気ならない方は片側で良いでしょう。
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接着した割り箸を両断します。
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小刀の先を差し入れて厚みを調整したら完成!
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三分あればできますね。
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入り口付近にしか割り箸を接着していないのでこれ以上開けるとゆるいままですが
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閉めた状態だとしっかり抜けない鞘になっています。

あくまでも応急処置ですが簡単にできますので試す価値はありそうです。
ダメだと思ったら削ってなかった事にできますので。