三木の株式会社神沢鉄工が企画しているブランド展開しているFEDECAのIt’s my knifeです。
以前KIBORIは紹介した事がありましたがレギュラー品は持っていませんでした。
刃先を観察したい事情ができたので購入してみました。
仕様・複合材プレス物
価格・4200円くらい
鋼材・青紙2号
全長・150ミリ
刃長(刃渡り)・45ミリ
巾 ・15ミリ
厚み・0.5‐1.3ミリ
刃角度・8度刃先推測15度
重量・58g(柄はあまり削っていない状態で)
パッケージには説明書と部品が入っています
EASYとあるように簡単に組み立てられる部品構成
ネジを締め込む専用マイナスドライバーは尖っていて使うと手が痛く最悪怪我をしそうです。
この尖った部分は何かに使うのでしょうか?
お子様が組み立てをする場合は十分に気をつけてテープ等を巻くのが良いと思います。
我が家にはマイナスドライバーがあるからご心配なくと思ったアナタ、一般ドライバーでは溝の大きさが合わないので使えません。
組み立てると想像していたよりもずっと小さい。
肥後守(中)よりも小さくて柄の仕上げ次第で女性や小学生にも持ちやすいと思います。
今回はしばらく使用してみて理想の形を追究しながら整形しますが皮ケースが入らなかったのでその部分は削りました。
刃が驚くほど薄く、抉るのは厳禁ですね
刃は片刃ですが小刃が入っていまして裏側の本来平面な部分に思いきり小刃が入っています。
表にも小刃が入っていますが裏よりも小さな小刃という前代未聞と言ってもいいかもしれない革命的?な刃先なのです。
剣聖宮本武蔵は両刃に見せかけておいて裏側を平面に研いである片刃様の両刃と紹介しましたがIt’s my knifeは片刃に見せかけておいて本来は平面部分の裏に小刃を入れる両刃様の片刃というややこしい作り。
この刃の形状では研ぐのが苦労しそう、素直に研ぎサービスに出した方が良いかも
切れ味は良いと思いますが用途は限定的と思います。
鉛筆は余裕で削れますが白樺のククサなんかは難しいと思う。
堅木は刃が折れる危険性ありますね。
あえて紫檀の薄木を切ってみましたが力が必要で(途中で唸ってます)切りにくかった。
独自の裏刃先はエグるように上方向に抜けていくので平面に仕上げたい時は少しコツが必要です。
もしかするとフェザースティックに特化した刃の形状なのかもしれませんね。
キャンプブームが下火になったせいもあるのでしょうかフリマサイトに安い出品がちょこちょこありますのでフェザースティックナイフや机上の鉛筆ナイフに良いと思いました。